昼寝

仕事中に『ちょっとタバコ吸ってきます』は許されても、『ちょっと昼寝してきます』は??となります。

スペインには「シエスタ(siesta)」という風習があります。

かつての偉人、「ナポレオン」「レオナルド・ダ・ビンチ」「スティーブ・ジョブズ」「トーマス・エジソン」(敬称略)は、昼寝をしていたそうです。彼らの昼寝は、全体の睡眠の一部で短い時間の睡眠を何度か行う方法だったようです。

私は、朝5時に起きて、夜も21時ぐらいに寝て、、と、たっぷり寝ます。おまけに、昼寝も好きです。昼寝しないと明らかに午後のパフォーマンスが落ちます。
このように、どんな睡眠が効率的かは人によって違います。

どういう睡眠(パターン)をすれば、自分のパフォーマンスが最大化されるかは、自分で知っておく必要があります。いろいろ実験したり、無呼吸症候群の方は、測定と治療を受けたりしますね。

私の場合は、5時に起きるのが良いようです。6時、7時と遅くすると、頭が冴えません。ただ5時に起きると昼食後に眠くなります。なので寝ます。最近は昼食を減らして、胃に血液が取られるのを抑え、眠気を抑える技を覚えました。
ただ、私も偉人と一緒とは言いませんが、集中した後は、短時間寝る(目をつぶるだけでも良い)ようにすることが、自分のパフォーマンスを最高にする方法だと考え、実践しています。

幸い、現在は独立して仕事を行っていますので、職場環境でこの昼寝を阻害されることはありません。

サラリーマン時代はこの昼寝論争が結構ありました。

前職では、事あるごとに昼寝反対派の上司に注意されました。社規定で禁止と言っているのではありませんが、なんか気に入らなかったようです。
前々職では、昼寝を否定されることは全くありませんでした。とても居心地が良かったですね。(なんで辞めたのだろう。)

労働基準法では、労働時間の途中に休憩時間を労働者に与える事が義務付けられています。

休憩時間は当たり前ですが自由に使う事が出来ます。昼寝して過ごしても、会社の敷地の外に出たり一時帰宅しても、基本的に問題ありません。休憩時間の賃金ももらっていませんし、基本的に何をしてもよいはずです。しかし、合理的な理由が存在し、労働者の自由を大きく妨げない範囲でなら規制を設ける事は認められているようです。

合理的な理由

・・・反対派の理由はいつもこうでした。

『顧客が見学に来てここを通る可能性があるから寝るな。』
⇒昼休みであることを説明すれば良いのでは?昼休み中に昼寝を見て激怒する顧客がいる?

(昼休みですよ)『研修時、先生の前で寝るとは何事だ。』
⇒授業時間外で寝て、不愉快になる先生がいる?

人によって睡眠のやり方は違います。一部の従業員は昼寝をして、昼からの活力をチャージしようとしています。これは非合理的なのでしょうかね。

反対派のいうことはみんな一緒。『そんなに寝たいならどこか場所を見つけて寝てください。』寝られるわけがない。共通スペースで。。

一部の人には「寝る」ということが非常にいけないことであるという印象があるようです。休むべき時に休まずに、業務中に寝る方がよほどたちが悪いと思いますね。

反対派にも言い分はあると思いますが、「寝る」のを見られて会社不利益が出ると合理的に判断されるなら、「寝る」場所は作ってあげる必要があるでしょう。これで、「労働者の自由を大きく妨げない範囲」になるはずです。